人事部門で7年、多くの退職面談に関わってきましたが、1つの理由だけで辞める方は本当に少ないです。本音の裏には複数の要因が重なっており、日頃から不満という『やめる理由』を減らす重要性を痛感しています。一方で、『残る理由』をどう作るかは非常に難しい課題です。人事だけで取り組んでも力不足で、現場や経営層を巻き込み、組織一体となって進めていく難しさを日々感じています。

新村

退職に至る背景には、本人が口にする1番大きなメインの理由の裏に、実は複数の小さな要因が重なり合っていることがほとんどである、というご指摘は本当にその通りだと感じます。

田邊

本当にそうですね。日頃から現場の声を丁寧に聴いて、小さな『やめる理由』を日頃からしっかりと減らしていくアプローチが、定着の土台として極めて重要になってきます。

川上

同感です。そしてもう一つ、『残る理由(満足)』をどう作るかという点も、まさに本質的な課題ですね。
これを人事部門だけで意識して活動していても力不足であり、現場の部署や経営層が『自分ごと』として組織一体となって押し進めることが大切ですね。

新村

人事だけで抱え込まず、いかにして現場や経営陣を巻き込み、組織全体で取り組む形を作っていくか。
この『組織一体となる難しさ』をいかに乗り越えるかこそが、これからの定着施策の鍵になりますね。

田邊

おっしゃる通りです。
そのためには、人事と現場、そして経営層が共通の現状認識を持つことが第一歩になります。
例えば、経営層や管理職を交えて『自社に必要な残る理由とは何か』を対話していくのもよいかもしれません。
そのプロセスを共有すること自体が、組織一体となって動くきっかけになるはずです。